🏥2)猫風邪って何? 猫ウイルス性鼻気管炎〈2〉

1)猫風邪って何? 猫ウイルス性鼻気管炎〈1〉の続きです。

前回は主に感染原因について勉強しました。
今回は、潜伏期間症状・治療について勉強したいと思います

 猫ウイルス性鼻気管炎の潜伏期間は、1~5日程度です。主な症状は、「くしゃみ」、「鼻水」、「発熱」などの風邪症状に加え、「食欲不振」「下痢」などの胃腸に影響が出る場合もあります。また、典型的な症状に「目やに」「涙目」「結膜炎」などの目に不快症状が起きやすくなります。

これらの上部気道感染は、ウィルスが涼しいところを好むため、外気にふれる部分である目、鼻、口、等に症状が出ます。
1.軽症の場合
 症状が出る時と全く無症状な時を繰り返します。猫の免疫力が低下したときに涙目になったり、くしゃみをしたりという場合が多いです。 
2.重症の場合
 混合感染でクラミジア等の細菌に感染した場合、重症になってしまいます。40度以上の高熱が1週間ほど続き、小猫では命取りになることもあります。
猫の鼻の骨の空洞にまでウィルスの感染が進み、鼻水を絶えず垂らすようになります。

人間の風邪の症状と似ていますね。症状は見て分かる症状なので気をつけていれば重症になるのは防げる可能性が高いです。とにかく毎日気にかけてあげることですね!

 人間のインフルエンザと同様に、猫ウイルス性鼻気管炎のウイルスにも特効薬はありません。そのため、症状を抑える対症療法で治療します。
1.軽症の場合
 インターフェロン(抗ウィルス剤)を投与します。1日おきに3回程注射すれば、ほとんど症状は消失します。同時に抗生物質の投与を行います。 
2.重症の場合
 骨の空洞にまで感染が進んでいると、空洞なので薬を投与しても血管が分布してないので治療効果があがりません。ドリルで骨に穴を開けて中に薬を流し込むという荒技もありますが、これは一般的ではありません。
しかし、抗生物質と併用でプロポリスを与えると効果が現れる場合があります。 
 また、頻繁に症状が出る場合はインターフェロンの点眼薬を常備しておくとよいでしょう。
軽症でも1日おきの注射が必要なんですね!

 皮下注射もしくは静脈注射が行われるようですが、発売元は皮下注射は推奨していません。
 子猫ちゃんのうちはインターフェロンが入った点眼薬を使うなど、できるだけ猫ちゃんの身体に負担のかかりにくい方法の治療法が選択されます。毎年きちんとワクチンをしている猫ちゃんならインターフェロンの注射ではなく、インターフェロン入りの点眼薬のみの処方で済む場合があります。
インターフェロンって点眼薬でも有効なんですね!そういえばねこボランティアを始めてよくインターフェロンの名前を聞きます。

また、毎年のワクチン大切になってくるんですね!私は注射…嫌いだけど…きちんとワクチンしなくちゃですね

今日はここまで!



今日のにゃんこは若葉
優しいマイペースボーイ🐾
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